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精神疾患(うつ病、双極性障害等)と神経の関わり ~中枢神経と抹消神経、自律神経~ 催眠療法(ヒプノセラピー)の基礎

精神障害

0.はじめに

神経は、機械で例えると配線のようなもので、脳から発した指令を神経細胞を通し電気信号として各器官に伝えます。

身体を動かしたり、感覚を伝えたりするだけなく、感情にも関わり、うつ病、双極性障害、自律神経失調症といった精神疾患や健康にも大きく関わってきます。

本ページでは、神経系統といった身体全体からみたマクロ視点でみていきます。

1.中枢神経と抹消神経

神経は身体に網の目のように張り巡らされており、各器官からの情報を脳に伝えたり、逆に脳で処理された情報を各器官や組織に伝え、代謝機能、感覚、運動をコントロールする役割をもっています。

体内の神経系統は、大きく「中枢神経」「抹消神経」の2つの系統に分けられます。

神経系統

1.1 中枢神経

中枢神経は多くの神経細胞の集合した部分である脳と脊髄で構成され、神経系統のコントロールセンターとしての働きを行います。

うつ病などの投薬治療は、主に脳の神経細胞に働き感情をコントロールしています。

大脳:大脳新皮質、大脳辺縁系
脳幹:間脳(視床・視床下部・松果体・下垂体等)、中脳、橋、延髄、脊髄等
小脳

1-2.末梢神経

末梢神経は身体全体に張り巡らされた神経系統で、中枢神経からの情報を各組織や臓器に伝えたり、逆に情報を受けとり中枢神経に伝える働きをします。
末梢神経はさらに「体性神経」と「自律神経」に分けられます。

「体性神経」は、自らの意志で働かせることができ、感覚や運動をコントロールする神経系統です。
視覚・触覚・聴覚・味覚など末端で受けた情報を中枢に伝える「知覚神経」と、身体を動かすための「運動神経」にさらに分かれます。

「自律神経」は、体性神経とは異なり自らの意志で働かせることができず、身体が勝手に調整し働く神経です。

内蔵の働き、感情やホルモンの分泌などに心身の健康に関わる神経で、相反する働きをする「交感神経」と「副交感神経」からなります。

神経系統

2.自律神経

自律神経は、特に精神疾患(うつ病、双極性障害など)や感情コントロール、催眠療法と深く関わっているため少し詳細にみていきましょう。

2-1.交換神経と副交感神経

自律神経の中枢は脳の視床下部にありますが、脳以外にも心臓、肺、胃腸、肝臓といった様々な器官も自律神経tと関わっています。

潜在意識と表層意識がそれぞれアクセルとブレーキの役割を果たしているように、交感神経がアクセル、副交感神経がブレーキの役目を果たし、交代して働いています。

交感神経は、背中にある「胸髄(きょうずい)」という領域からでている神経が各器官に伸び、副交感神経は首付近にあたる中脳、橋、延髄や、背骨の下部にある領域から伸びています。

交感神経は主に活動しているときに働く神経で、瞳孔拡大、血圧上昇、心拍数増加など身体や精神の活動が活発になります。

副交感神経は、休んでいるときに働く神経で、瞳孔縮小、血圧低下、心拍数減少など身体を休めるときやリラックスした状態で働きます。

例えば、寒い時に血管を収縮させて体内の熱が外部に逃げないようにしたり、暑い時に汗を出すことで皮膚の温度を下げようとするときは交換神経の働きによる ものです。
また、不安・恐怖・怒りといった感情を感じると、動悸が速くなったり、血圧が上がったり、体が震えたり、冷汗が出たりするのも、交換神経が興奮することにあります。

2-2.交感神経と副交感神経の乱れ(うつ病、自律神経失調症)

副交感神経が働くべきときに、交感神経が優位に働くなど自律神経が乱れることを「自律神経失調症」と言います。

副交感神経が優位になると、心臓の心拍数が減少し血圧が下がることでリラックス状態になりますが、交感神経が働くべきときに副交感神経に偏りすぎると血圧がさがりすぎて低血圧症になります。

一般的に、副交感神経を高める事は「良い」イメージがありますが、元々低血圧の人が副交感神経を高めることはよくありません。定型うつは副交感神経が優位の状態で、定型うつになると電源が落ちたように何もかもやる気が失せてしまう状態になります。

交感神経が高い状態のときは副交感神経を高め、副交感神経が高い状態のときは交感神経を高め、バランスを保つことを心掛けることが大切です。

>>メンタル改善プログラム、催眠療法(ヒプノセラピー)について

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