向精神薬について② 神経伝達物質の種類と作られる場所 ~精神医療の闇~

向精神薬(抗うつ、抗精神、睡眠薬、抗不安薬)

0.はじめに

うつ病の認知とともに知られるようになったセロトニンは神経伝達物質の1種です。
1998年、日本にSSRIが販売されるようになってから、メディアに知れ渡るようになりました。
神経伝達物質は、神経細胞間を行き来する電気信号の伝令役のような役割を果たすもので、その種類は100種類以上にものぼります。
種類の豊富な神経伝達物質ですが、それぞれ精神状態のコントロールや自律神経を調整したりと、様々は役割を果たします。
精神状態に関わる主要な神経伝達物質の種類と、存在場所についてまとめてあります。

1.神経伝達物質とは~細胞間の伝書鳩~

神経伝達物質とは脳内の神経細胞で作り出される化学物質のことで、神経細胞のシナプス小胞に積み込まれています。
神経細胞は電子回路に例えると、配線のような役割をしており、電子が流れることで脳内で処理された情報が体内の各所に指令が伝わります。
ただし、電子回路の配線のように途切れのない一本の配線でなく、数多くの神経細胞同士で情報を伝達しているため、神経細胞間に隙間(シナプス間隙)が生じ、このままでは伝達が上手く伝わらないことになります。
細胞間同士の隙間を往来することで情報(電流)を伝える伝書鳩のような役割を果たす物質が「神経伝達物質」です。

神経伝達物質は伝書鳩

神経伝達物質
神経細胞図

2.神経伝達物質の種類~様々な役割をもつ神経伝達物質達~

脳内の、どこの部位の神経細胞かによって使われる、伝達物質の種類も異なっており、その種類は100種類以上あると言われています。
神経伝達物質は、小さな有機分子である
小分子伝達物質
と、アミノ酸が連なった大きな分子である
神経ペプチド伝達物質
と大きく2つのグループに分類されます。
神経ペプチド伝達物質が入ったシナプス小胞は、電子顕微鏡で観察すると黒っぽく見えることから「有芯小胞」とも呼びます。

白い顆状がシナプス小胞、矢印の黒い部分が有芯小胞 (画像:wikiより)

2.1小分子伝達物質

・アセチルコリン・・・副交感神経を高める

大脳新皮質、大脳基底核に存在し、副交感神経系や運動神経の末端から放出される神経伝達物質で、ノルアドレナリンを抑制し副交感神経を高める働きがあります。
筋肉を収縮、興奮させたり、記憶や認知などを司る脳の海馬の働き、血圧、脈拍、睡眠などにも関与しています。

・グルタミン酸・・・脳を清浄化し活性化

グルタミン酸は毒性となるアンモニアの解毒とそれを排出する利尿作用、脳を活性化させる働きがあります。また、学習や記憶にも深く関わります。
しかし、増えすぎると毒性として働き、細胞死やパーキンソン病の発症に関わってきます。
また、リラックス成分であるGABA(ギャバ)を生成します。

・γーアミノ酸(GABA)・・・リラックス、不安に関わる

GABA(γ-アミノ酪酸)は脳内の抑制性神経伝達物質としてはたらき、不安状態や興奮を和らげる精神安定作用があります。そのため、睡眠薬や抗不安薬はGABAを制御する薬として使われます。
また、交感神経からのノルアドレナリン放出を抑えることにより、血圧低下作用も報告されています。
ココアに多く含まれます。

・グリシン

グリシンとは、アミノ酸の一つで、単純な分子構造をもちます。
中枢神経系では、GABAに次いで抑制系神経伝達物質として重要な地位を占めます。
ほのかな甘みと、菌を抑える静菌作用の性質を生かし、調味料、保存料としてコンビニ弁当など加工食品に用いられています。

・ヒスタミン

神経組織では神経伝達物質として働き、音や光などの外部刺激および情動、空腹、体温上昇といった内部刺激などによっても放出が促進され、オキシトシン分泌や覚醒状態の維持、食行動の抑制、記憶学習能の修飾などの生理機能を促進することで知られています。

・ドーパミン・・・快楽に関わる。

大脳基底核、黒質や被蓋でつくられ、運動、ホルモン調整、快の感情、意欲、学習などに関わります。統合失調症ではおもにドーパミンを制御する抗精神薬が用いられます。

・セロトニン

中脳と延髄の間にある縫線核を源として、その神経線維は脳幹部や大脳皮質とつながっています。
セロトニンは大脳を覚醒させ、集中力を高め、気分をすっきりさせるリラックス効果があります。
また、大脳辺縁系に直接神経線維を送り、不安・恐怖といった情動のコントロールに参加しています。
すなわち、セロトニンを放出させる物質は不安をかきたて、放出を抑制する物質は抗不安薬として作用します。

・ノルアドレナリン

ノルアドレナリンは、脳幹の青斑核においてドーパミンからつくられる神経伝達物質で、交感神経を高める働きがあります。
覚醒力が強く、闘争あるいは逃避反応を生じさせて、心拍数を直接増加させるように交感神経系を動かし、脂肪からエネルギーを放出し、筋肉の素早さを増加させます。

2.2 神経ペプチド伝達物質

・βーエンドルフィン

視床下部弓状核のニューロンがエンドルフィンを分泌し、、下垂体前葉からとβエンドルフィンが放出されます。
食欲、睡眠欲、生存欲、本能などが満足すると分泌されます。
また、麻薬のモルヒネの作用を示すことから、脳内麻薬とも言われ、長距離走などで起こる高揚感「ランナーズハイ」はエンドルフィンの作用とも考えられています

・オキシトシン

視床下部の室傍核で生成され、脳下垂体後葉から分泌されます。
異性との接触や、スキンシップなど人と交流することで分泌されることから絆ホルモン、愛情ホルモンとも呼ばれます。
また、幸せな気分を高めるセロトニンや、やる気が出るドーパミンなどのホルモンの分泌を促します。
自閉症スペクトラム(ASD)では少なく、自己愛が強くなるほど多く分泌される傾向にあります。

3.まとめ

神経伝達物質表

小分子伝達物質
 作用神経
存在場所
役割特徴
アセチルコリンコリン作動性神経
大脳新皮質と大脳基底核などに存在
意識、知能、集中、記憶、覚醒、睡眠に関わる副交感神経高める。
多いと集中、記憶UP
グルタミン酸中枢神経
大脳新皮質、海馬、小脳などに存在
学習、記憶に重要な役割最も一般的な神経伝達物質で興奮伝達物質の代表
γーアミノ核酸
(GABA)
中枢神経
大脳新皮質、海馬、小脳、大脳基底核などに存在
不安を鎮めたり睡眠を促すなど精神抑制グルタミン酸からつくられる、抑制伝達物質の代表
グリシン脳幹、脊髄精神の抑制作用として働くが興奮作用もある 
モノアミン 
ヒスタミン視床下部(結節核)覚醒度、記憶を制御。自律神経の調整にも影響 
ドーパミン大脳基底核にある黒質、被蓋精神活動を活発にして「快感」に関わる 
セロトニン脳幹の縫線核
(ほうせんかく)
脳の覚醒、精神状態を安定化トリプトファンからつくられる
睡眠時はメラトニンに変換

ノルアドレナリン交感神経節後線維
脳幹の青斑核
(せいはんかく)
覚醒力が強く
注意、不安、学習などに関わる
 
神経ペプチド神経伝達物質
βーエンドルフィン視床下部(弓状核)で合成下垂体前葉から分泌鵜睡欲、性欲が満たされると分泌される。
鎮痛効果、幸福感に関わる。
別称:脳内モルヒネ
オキシトシン視床下部(室傍核)で合成
下垂体後葉から分泌
男女の愛情、信頼に関わる別称:絆ホルモン
愛情に関わる
神経伝達物質の作られる場所

代表的な神経伝達物質の発生する部位

薬を使わなくてもうつ病は短期で克服できる!

 

施術体験談

※家庭でやっても同じような効果がすぐに得られます。

 

 

 

 

 

 

Mind Createの自己催眠療法は、治りにくい精神疾患も、薬を利用せず短期で改善できる催眠療法です。 
薬のような副作用もない上、離脱症状を緩和させることも可能なので、断薬もしやすくなり、ほぼ5回程度の実践で大幅に改善可能です。
家庭で音声と動画を利用して身に着けることができるため、生涯にわたる健康療法として利用できます。

瞑想、催眠効果といった、自然治癒効果を利用し
抑うつ病、うつ病、自律神経失調症、解離障害(離人症)、パニック障害、広場恐怖症、過呼吸症候群、双極性障害、自律神経失調症、不眠症(睡眠障害)、肩凝り症、HSP(Highly Sensitive Person)-発達障害的体質の疲労など
自律神経に関わる症状なら改善していきます。

薬、サプリメントを使わず、短期で本当に治したい方へ提供しています。

>>メンタル改善プログラム、催眠療法(ヒプノセラピー)について


うつ病、抑うつ、非定型うつ、催眠療法、ヒプノセラピー、全般性不安障害、摂食障害(過食症・拒食症)、自律神経失調症、解離障害(離人症)、PTSD、トラウマ、視線恐怖症、双極性障害、パニック障害、広場恐怖症

短期で様々な症状が改善されます!