パーソナリティー障害の分類

精神障害種類
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1.パーソナリティー障害とは

人の性格は生まれもった遺伝的性格や周囲の環境の影響によって人格が形成されていきます。
国、地域によっても国民性、県民性など性格傾向が違っていますが、その国の文化の平均的生活環境から大きくずれると、社会で生きにくく適応しにくい人格が形成されていきます。
これを「パーソナリティー障害」と言います。

パーソナリティー障害は「精神障害の診断と統計マニュアル」DSMに、大きく分けて以下のように分類されています。

2.A群(奇妙で風変わりなタイプ)

2-1 妄想性(パラノイア)パーソナリティー障害

特に根拠はなくても、他人が自分に悪意を持っているかのように疑い、行動の裏に敵意や悪意があるものと解釈するタイプです。
本人は正当に攻撃しているつもりでも、相手からすると不可解な行動に見えるため、嫌がられやすく、結果的に本当に敬遠されてしまいます。
一般的に男性に多い傾向があり、特徴には、プライドが高い、硬い、傷つきやすい、秘密主義、不信感、人を許さない、といったものがあります。
人を信じることができず、裏切られるのではないかという恐れのため、大切に思う人への心配が必要以上に高じることがあるため、電話やメール、SNS、行動などを把握しようとストーカー行為に及ぶ危険性もあります。
一方、交渉事や駆け引きが上手、エネルギッシュで、行動派、礼儀正しく、秩序や約束を大切にする、強い忠誠心を抱くことがある、他人の気持ちに敏感で気配りができるといった長所も持ち合わせています。

4つ以上で該当
A. 他人の動機を悪意あるものと解釈するといった、広範な不信と疑い深さが成人期早期までに始まり、種々の状況で明らかになる。以下のうち4つ(またはそれ以上)によって示される。

1.十分な根拠もないのに、他人が自分を利用する、危害を加える、またはだますという疑いを持つ。
2.友人または仲間の誠実さや信頼を不当に疑い、それに心を奪われている。
3.情報が自分に不利に用いられるという根拠のない恐れのために、他人に秘密を打ち明けたがらない。
4.悪意のない言葉や出来事の中に、自分をけなす、または脅す意味が隠されていると読む。
5.恨みをいだき続ける。つまり、侮辱されたこと、傷つけられたこと、または軽蔑されたことを許さない。
6.自分の性格または評判に対して他人にはわからないような攻撃を感じ取り、すぐに怒って反応する。または逆襲する。
7.配偶者または性的伴侶の貞節に対して、繰り返し道理に合わない疑念を持つ。

B. 統合失調症、「双極性障害または抑うつ障害、精神病性の特徴を伴う」、または、他の精神病性障害の経過中にのみ起こるものではなく、他の医学的疾患の生理学的作用によるものでもない。

2-2 スキゾイド(ジゾイド)パーソナリティー障害

社会的関係への関心のなさ、孤独を選ぶ傾向、そして感情的な平板さを特徴とするタイプです。
友人もほとんどいないか、いてもごくわずかで、基本的に孤独を愛するもので寂しさを感じません。
物質欲、金銭欲、出世欲、名誉欲といった多くの人がもつ欲望を持っておらず、どちらかというと、それらから遠ざかりたいと思います。
平和主義者で、悪口や噂話なども言わず、いたって無害。
口数も少なく、とても目立たない存在です。
服装や外見にも関心がなく,流行やファッションとは無縁で、異性に対する関心も乏しく,性的関係を積極的に持ちたいとも思いません。

4つ以上で該当
A. 社会的関係からの離脱、対人関係場面での情動表現の範囲の限定などの広範な様式で、成人期早期までに始まり、種々の状況で明らかになる。
1.家族を含めて、親密な関係をもちたいとは思わない。あるいはそれを楽しく感じない
2一貫して孤立した行動を好む
3.他人と性体験をもつことに対する興味が、もしあったとしても少ししかない
4.喜びを感じられるような活動が、もしあったとしても、少ししかない
5.第一度親族以外には、親しい友人、信頼できる友人がいない
6.賞賛にも批判に対しても無関心にみえる
7.情緒的な冷たさ、超然とした態度あるいは平板な感情。

B.統合失調症、「双極性障害または抑うつ障害、精神病性の特徴を伴う」、他の精神病性障害、または自閉スペクトラム症の経過中にのみ起こるものではなく、他の医学的疾患の生理学的作用によるものでもない。

2-3 統合失調型パーソナリティー障害

行動や話し方、感情表現に奇妙さを持ち、妄想様の知覚や、被害妄想的な疑い深さを持ち、人とかかわろうという動機がないタイプ。

5つ以上で該当
1.関係念慮を持ち偶然の出来事に特別な意味づけをするが、確信を持っている関係妄想はではない。
2.文化規範から離れた奇妙なあるいは魔術的な信念があり、テレパシーや予知などで、簡単な儀式を伴うこともある。
3.無いものがあるように感じるというように、知覚の変容がある場合がある。
4.過剰に具体的であったり抽象的であったり、普通とは違った形で言葉を用いたりするなどの奇異な話し方をする。
5.妄想様観念を持ち、疑い深く、自分を陥れようとしているのではないかなどと考える。
6.不適切または限定された感情は、良好な対人関係を保つのに必要なことをうまく扱えない。
7.奇妙な癖や外観は、視線を合わせなかったり、だらしのないあるいは汚れた服装などの特徴を持つことがある。
8.親族以外にほとんど友人がいない。
9.過剰な社会不安は、慣れによって減じることはなく、妄想的な恐怖によってである。

3.B群(劇場型 感情的で移り気)

3-1 反社会性パーソナリティ障害

社会的規範や他者の権利・感情を軽視し、人に対して不誠実で、欺瞞に満ちた言動を行い、暴力を伴いやすい傾向があるパーソナリティ障害です。
欲しいものを手に入れたり、自分が単に楽しむために行うのが特徴である。人を愛する能力や優しさは欠如している上、人の顔色を窺って、騙したりする傾向もあります。
反社会性パーソナリティ障害の人は一種のトラブルメーカーに当たり、アルコール依存症、薬物依存症、性的倒錯、犯罪といった問題を起こしやすい傾向があるとされています。

3つ以上で該当
A. 他人の権利を無視し侵害する広範な様式で、15歳以降で起こっており、以下のうち3つ(またはそれ以上)によって示される。

1.逮捕の原因になる行為を繰り返し行うことで示される。
2.虚偽性。これは繰り返し嘘をつくこと、偽名を使うこと、または自分の利益や快楽のために人をだますことによって示される。
3.衝動性、または将来の計画を立てられないこと。
4.いらだたしさおよび攻撃性。これは身体的な喧嘩または暴力を繰り返すことによって示される。
5.自分または他人の安全を考えない無謀さ。
6.一貫して無責任であること。これは仕事を安定して続けられない、または経済的な義務を果たさない、ということを繰り返すことによって示される。
7.良心の呵責の欠如。これは他人を傷つけたり、いじめたり、または他人のものを盗んだりしたことに無関心であったり、それを正当化したりすることによって示される。
B. その人は少なくとも18歳以上である。
C. 15歳以前に発症した素行症の証拠がある。(素行症についてはこちらを参照)
D. 反社会的な行為が起こるのは、統合失調症や双極性障害の経過中の症状によるものではない。

3-2 境界性パーソナリティー障害

衝動的行動、二極思考、対人関係の障害、慢性的な空虚感、自己同一性障害、薬物やアルコール依存、自傷行為や自殺企図などの自己破壊行動がみられます。
また激しい怒り、空しさや寂しさ、見捨てられ感や自己否定感など、感情がめまぐるしく変化し、なおかつ混在する感情の調節が困難であり、不安や葛藤を自身の内で処理することを苦手としています。
このタイプは若い女性に多く、自傷行為や大量服薬で救急外来を受診する患者さんは、この境界性パーソナリティー障害を持っていることが多いと言われています。
抑うつ症状 不安障害、うつ病や双極性障害(躁うつ病)などの気分障害、薬物依存症や摂食障害などが多いことも特徴です。

5つ以上で該当

1.現実に、または想像の中で見捨てられることを避けようとする気も狂わんばかりの努力
2.理想化と脱価値化との両極端を揺れ動くことによって特徴づけられる不安定で激しい対人関係様式
3.同一性障害:著明で持続的な不安定な自己像や自己観
4.自己を傷つける可能性のある衝動性で、少なくとも2つの領域にわたるもの(例:浪費、性行為、物質濫用、無謀な運転、むちゃ食い)
5.自殺の行為、そぶり、脅し、または自傷行為のくり返し
6.顕著な気分反応性による感情不安定性(例:通常は2 – 3時間持続し、2 – 3日以上持続することはまれな強い気分変調、いらいら、または不安)
7.慢性的な空虚感
8.不適切で激しい怒り、または怒りの制御の困難(例:しばしばかんしゃくを起こす、いつも怒っている、取っ組み合いのけんかをくり返す)
9.一過性のストレス関連性の妄想様観念、または重篤な解離性症状

3-3 演技性パーソナリティ障害

演劇的あるいは性的誘惑による行動によって、自己に過剰に注目を引こうとする行動様式のために、対人関係が不安定になるといった特徴があります。
友人に過剰に関心を要求したり、自覚なしに犠牲者といった役割を過剰に演じてしまったり、その切り替えが早すぎて装っていると周囲に感じられたり、性的に挑発的な様式が周囲の人たちと合わないといった理由で、対人関係を遠ざけてしまいます。

新しい刺激的なものを渇望しており、日常は退屈と感じる傾向もあります。
虐待や両親からの愛情を受けずに育ったこと、もしくは今でも自分の存在を周囲に認められていないことなどがしばしば原因としてあげられます。
外向性が強いことが特徴である一方、同時に、内面が希薄であり、アイデンティティの確立が弱いとされています。
楽しさや刺激がないと、すぐに悲しくなったり、虚しくなってしまい「中間の気持ち」がなく、表向き魅力的なその演技と表裏一体で、憂うつな気持ちが抱きやすい内面に広がっています。

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5つ以上で該当
1.自分が注目の的でないと楽しくない。そのために話を作り出したり、騒動を起こすこともある。
2.不適切なほどの誘惑的、挑発的な性的な行動があり場面を選ばない。
3.感情の表出がすばやく変化しそれは浅薄である。
4.注目をひこうと身体的な外観を用いる。
5.印象的だが中身のない話し方をする。
6.他の人から見ると芝居がかったような演劇的な表現を行う。
7.被暗示性があり、その場面や流行に影響されやすい。
8.他者を実際以上に親密とみなし、知人をかけがえのない親友のように 言ったり、会っただけの人を下の名前で呼んだりする。

3-4 自己愛性パーソナリティ障害

ありのままの自分を愛することができず、自分は優れていて素晴らしく特別で偉大な存在でなければならないと思い込むパーソナリティ障害。
傲慢な態度で優越感が強く、自分の価値や重要性を過大評価することがあり、他人への共感が欠如しています。
逆に失敗や批判に対してとても敏感で、自己評価 を満たせないとすぐに激怒したり、ひどく落ち込むことがあります。
これは深層心理で「自信のなさ」がこれらの感情を引き起こしているとされています。
自己愛性パーソナリティー障害の典型的な症例では、クレーマーなどとして社会でトラブルを起こしていたりすることが多いと言われています。
人に物事を教わるのを苦手とし、自分は特別な存在で、自分を教えることのできる存在などこの世にはいないと考えているため、叱られたり、文句を言われたりして、自分の思い通りに事が運ばないことを耐え難く感じます。
完璧主義でプライドが非常に高いため、それらに傷をつけられた時、非常に弱い一面をみせることがあります。

5つ以上で該当
1.自分が重要であるという誇大な感覚(例:業績や才能を誇張する、十分な業績がないにもかかわらず優れていると認められることを期待する)
2.限りない成功、権力、才気、美しさ、あるいは理想的な愛の空想にとらわれている。
3.自分が “特別” であり、独特であり、他の特別なまたは地位の高い人達(または団体)だけが理解しうる、または関係があるべきだ、と信じている。
4.過剰な賛美を求める。
5.特権意識(つまり、特別有利な取り計らい、または自分が期待すれば相手が自動的に従うことを理由もなく期待する)
6.対人関係で相手を不当に利用する(すなわち、自分自身の目的を達成するために他人を利用する)。
7.共感の欠如:他人の気持ちおよび欲求を認識しようとしない、またはそれに気づこうとしない。
8.しばしば他人に嫉妬する、または他人が自分に嫉妬していると思い込む。
9.尊大で傲慢な行動、または態度

4.C群(不安型)

4-1 回避性パーソナリティー障害

自分の欠点にばかり注目し、「自分が排除されることは決してない」と思えたときだけにしか人間関係をもとうとしないタイプです。
最大の特徴は、傷つくことや失敗を恐れるあまり、様々なことを回避する点にあります。回避性パーソナリティ障害の人にとって生きることは楽しみより苦痛のほうが多く感じられます。
喪失や排除の体験は過去の経験により彼らにとってあまりにも辛すぎるため、人と繋がるようなリスクを冒すよりは、むしろ孤独を選ぼうとする傾向があります。

自分から進んで友人を作ろうとしたり、積極的に交友の機会を捉えたりしません。来るもの拒まずで、向こうから近づいてくる人の相手はしますが、去っていこうとも追うことはしません。
自尊心が低いため「どうせ自分は嫌われる」と考えてしまいます。求めているのに、行動できずに満たされないままです。そうやって深い人間関係になることを避けるので、いつまでたっても関係が希薄なままです。
また、注目を浴びることも苦手とします。「周囲の人の関心には値しない」、「どうせ期待を裏切るだけ」などと思い込んでいるため、目立つことを嫌います。
考えられる原因の背景には、過去にあまり褒められなかったことや、いじめなどがあります。また、親の操り人形となりやすい傾向にあり、主体性のある行動がとれなくなる傾向もみられます。

4つ以上で該当
社会的抑制、不全感、および否定的評価に対する過敏性の広範な様式で、成人期早期までに始まり、種々の状況で明らかになる.

1.批判や拒絶に対する恐れのために、職業、学校活動を避けていること。
2.好かれているという確信がないと親しい人間関係が作れない。
3.親密な関係でも遠慮がちであり、親密となるには批判なしで受け入れられていると確信したり、繰り返し世話をされるということを必要とする。
4.批判などに過敏であること。
5.不適切という感覚や低い自尊心があるため、新しい対人関係では控えめである。
6.自分が劣っていると感じている。
7.新しいことに取り掛かりにくい。

4-2 依存性パーソナリティー障害

依存性パーソナリティ障害は、過剰に面倒をみてもらいたい(構ってもらいたい)欲求があるため、人にまとわり付く行動を取り、分離することを恐れる特徴をもっています。
自己主張ができず、つい相手に合わせてしまい、主体性に欠け、自分で決断することを苦手としています。
他人に嫌われることを恐れるため「No」が言えず、悪い人に利用されたり、搾取されたり、高額商品を買わされたりといった損失も生じることもあります。
また、一人が苦手で、いつも一緒に過ごす誰かを求めます。

とにかく孤独を感じやすく、一人になるとすべてがとてもつまらなく、空虚に思えるため、誰かと一緒にいることで一人になりたくない自分を紛らわそうとします。
失恋、離婚など依存対象を失うといった状況の変化にはめっぽう弱く、うつ症状が表れたり、不安障害、強迫性障害、パニック障害、その他の身体的な疾患などが発症することもあります。
一方、人のことを気遣い、思いやる気持ちを持っています。相手の気持ちを察する高い能力があり、依存という特性上、人の言うことをよく聞き、甘え上手で敵を作りません。そのため、組織の中で和を保ちながら他人のために時間や労力を惜しまずに使うことができます。そして、家族や友人も大切にします。

4つ以上で該当
1.他者からの過剰のアドバイスがなければ、物事を決定できない。
2.責任を負うために、他者を必要とする。
3.他者の賛同を失うことを恐れ、反対意見を述べることができない。(この恐怖は、現実的な評価を超えたものである)
4.自ら物事を開始することができない (これは自信の無さに起因する)
5.他人の保護を得るために、不愉快なことまでを行う。
6.自らを保護することができないという肥大化した恐怖により、精神不安または無力感を覚える。
7.他者との密接な関係が終わると、過剰に不安になり、保護を得られる新しい者を探しだす。
8.保護してもらえなくなるという非現実的な恐怖に囚われている。

4-3 強迫性パーソナリティ障害

秩序や一定の流儀へのこだわりが強過ぎるために、それを完璧にやり遂げようとしてかえって支障をきたし、著しい苦痛や社会機能の障害を持ったタイプです。
生真面目で責任感が強く、人一倍の努力するという点がまず挙げられます。また、マナーやしきたりや規則をとても重視します。ルールやマニュアル、慣例などに固く従います。
そのため、「気軽」、「のんびり」、「リラックス」、「適当」…こういった言葉が当てはまりません。
「努力すれば必ず報われる」という強い信念を持ち、昔ながらのまじめな日本人というイメージがあります。
他の特徴は「捨てられない」ことです。

これは、物だけでなく、人間関係や仕事、環境といったものまで、すべてに関わっています。「今までどおり」、「こだわり」、「変化を嫌う」といった、このパーソナリティの特性からして、何事も現状維持を望む心境があります。
他の特徴は「捨てられない」ことです。
これは、物だけでなく、人間関係や仕事、環境といったものまで、すべてに関わっています。「今までどおり」、「こだわり」、「変化を嫌う」といった、このパーソナリティの特性からして、何事も現状維持を望む心境があります。

秩序、完璧主義、精神および対人関係の統制にとらわれ、柔軟性、開放性、効率性が犠牲にされる広範な様式で、成人期早期までに始まり、種々の状況によって明らかになる。

4つ以上で該当
1.規則や手順の細部までに注意を払うことで活動の焦点が失われていること。
2.そのために、計画が完成できず、締切などに間に合わない。
3.休暇どころか息抜きすることもできず、時間の無駄にならないように生産活動に臨む。
4.道徳原理に融通がなく、それは自己の間違いに対しても批判的である。
5.意味のない価値のない「ガラクタ」でも捨てることができない。
6人に仕事を任せることができないことである。
7.としては、自分の余裕よりもはるかに低い生活水準で過ごし、将来の破局に役立てようと「ケチ」になっていること。
8.それらが非常に頑固で妥協できない。

5.特定不能

5-1 抑うつ性パーソナリティ障害

憂うつで抑うつ的な特徴と、認知を示すパーソナリティ障害。抑うつ的な認知および行動の広範な様式で、成人期早期までに始まり、種々の状況で明らかになります。

5つ以上で該当
1.通常の気分は、憂うつ、悲観、快活さのなさ、喜びのなさ、不幸感が優勢である。
2.不適切さ、無価値感、および低い自尊心についての確信が自己概念の中心を占める。
3.自分に対して批判的で自責的で、自分で自分をけなしている。
くよくよ考え込み心配してしまう。
4.他の人に対して拒絶的、批判的、非難がましい。
5.悲観的である。
6.罪悪感または自責感を感じやすい。

5-2 受動攻撃性パーソナリティ障害

いやなこと、やりたくないことに対して、「いやだ」「やりたくない」と言うかわりに、わざとゆっくりやったり、忘れたふりをしたり、いわば後ろに引くことで反抗するタイプ。
不機嫌な気持ちになると受け身的なやりかたで攻撃感情を表現し、あてつけや抵抗を示すために、対人関係に広く支障をきたしてしまうことがあります。

4つ以上で該当
1.日常的な社会的及び職業的課題を達成することに受動的に抵抗する。
2.他人から誤解されており適切に評価されていない不満を述べる。
3.不機嫌で論争を吹っかける。
4.権威のある人物を不合理に批判し軽蔑する。
5.明らかに自分より幸運な人に対して、羨望と憤りを表現する。
6.個人的な不運に対する愚痴を誇張して口にし続ける。
7.敵意に満ちた反抗と悔恨の間を揺れ動く。

5-3 サディスティックパーソナリティ障害

サディズムは、感情的残酷さの行使、恐怖の活用を通しての他人に対する意図的な操作、暴力への没頭、をも意味し、サディスティックパーソナリティ障害を持つ人々は再発性の残酷行為と攻撃を示す特徴があります。

4つ以上で該当
1.人間関係における優越感を得るために、身体的虐待または暴力を用いたことがある(単に、何らかの非人間関係的目的を達成するためではない、例:強奪するために誰かをなぐる)
2.他人の目の前で人を辱め、けなす
3.自己の支配下で、誰かを非常にきびしく扱い、きたえたことがある(例:子供、学生、囚人、患者)
4.他者に精神的または身体的苦しみを与えること(動物を含む)を楽しみ、喜ぶ
5.他者を傷つけたり、苦痛を与える目的で嘘をついたことがある
6.他の人達をおどかして、自分のしたいことをやらせる
7.親しい人間関係にある人々の自律性を制限する(例:連れなしでは配偶者に外出させない、または10代の娘に人の集まる所に出ることを許さない)
8.暴力、武器、軍事、傷害、または拷問に魅せられる。

5-4.自己敗北性パーソナリティ障害

成人期早期までに始まり、種々の状況で示される全般的な自己敗北型の行動パターンを示します。患者は、しばしば楽しい体験を避けたり途中でやめたりし、自分が苦しむような立場や人間関係にひきこまれ、他者が自分を助けられないようにする傾向がみられます。

5つ以上で該当
1.もっとよい選択が明らかにある時でさえ、失望、失敗、または冷遇を味わう人物や状況を選ぶ
2.他者が自分を助けようとするのを拒絶、または効果がないようにする
3.自分個人に良いできごと(例、新しい成功)の後、抑うつ、罪責感、または苦痛を生じるような行動(例、事故)で反応する
4.他者に、怒り、または拒絶的反応を起こさせて、傷つき、打ち負かされ、辱められたと感じる(例、人前で配偶者をからかい、怒って言い返された後、がっくりする)
5.楽しみの機会を拒絶し、または楽しいという表現をすることが好きでない(十分な社会的技能も、楽しむ余裕も、あるにもかかわらず)
6.自分個人の対象としての重要な仕事が、その能力がはっきり示されているにもかかわらず、完成できない(例、仲間の学生に論文を書く手助けをするが、自分のものは書けない)
7.いつも自分によくしてくれる人達に興味がないか拒絶する(例、異性の相手の世話が好きでない)
8.期待される見返りのためではなく、過度の自己犠牲に没頭する

5-5 精神病質(サイコパス)

サイコパスの主な特徴は、極端な冷酷さ・無慈悲・エゴイズム・感情の欠如・結果至上主義をもっています。
他人に対する思いやりに全く欠けており、罪悪感も後悔の念もなく、社会の規範を犯し、人の期待を裏切り、自分勝手に欲しいものを取り、好きなように振る舞う傾向があります。

1.良心が異常に欠如している
2.他者に冷淡で共感しない
3.慢性的に平然と嘘をつく
4.行動に対する責任が全く取れない
5.罪悪感が皆無
6.自尊心が過大で自己中心的
7.口が達者で表面は魅力的
8.良心が異常に欠如している
9.他者に冷淡で共感しない
10.慢性的に平然と嘘をつく
11.行動に対する責任が全く取れない
12.罪悪感が皆無
13.自尊心が過大で自己中心的
14.口が達者で表面は魅力的

サイコパス診断