精神疾患について考える(その23) ~なぜうつ病は治らないと言われているの?ポリヴェーガル理論を利用して考える~

精神疾患について考える

0.はじめに

前回のお話し

ポリヴェーガル理論で自律神経の分かりにくいことが大分わかったわ。
このお話と、辻褄合うわね。

日本の医師は、 ポリヴェーガル理論を大学で教えてもらっていないから自律神経とうつ病との関わりについて上手く説明できる人がいないみたいだね。
ほとんどの治療所言っても、「交感神経下げよう」としか言わないし、自律神経の働きについて、よく理解している日本人は少ないんじゃないかな。

でも、うつ病になって、「うつ病が治った」という人と、「治らない」、「再発」という人がいるのはなぜなんだろう?

「うつ病が治った」という人は、本来の「うつ病」ではないんじゃないと思うよ。
むしろ、「交感神経優位型あるいは適応障害が良くなった。」てことかと。
これらは休養とったら回復するみたいだね。
本来のうつ病「メランコリー型」は副交感神経優位で、難治性で治らない・・というか、治す方法がなかったというべきかな。
これは、休養とるだけでは治らないね。

でも、副交感神経が高かったらよいんじゃない?
リラックスして気持ちいいんじゃ?

そう考える人が多いけど、
「過ぎたるは及ばざるが如し」
というように、何事もやりすぎはダメなんだ。
副交感神経が働きすぎた状態が、倦怠感、憂鬱感、疲労感、眠気を引き起すんだよ。
これは、経験してみないと分からないね。

すずめちゃん。
みんなが口を揃えて良いと言っているという理由で、それに囚われすぎると罠におちるということだよ。
これが、私が説いている「中道」という考え方の一つの捉え方だ。
ただ、単に「バランスをとればいい」と解釈する人が多いけれど、それ以外の深い意味もあるんだよ。

素直に考え、「気づき」の感度が鋭く、物事を深く考えることのできるHSPすずめちゃんなら分かるんじゃないかな。
ブッダさんがなぜ呆れたポーズとってるのか。
そのうち分かってくるべ。

ちゅんちゅん。

1.副交感神経は「善玉」という囚われ

よく、日本の医師やセラピストなどが
 「うつ病は交感神経が高まった状態である」
ということをよく耳にします。
これは、自律神経理論では、ストレスに対する反応として、交感神経を活性化させるモデルしかないという単純なものであったからです。
そして、副交感神経を高めて、興奮した交感神経を鎮めることが日本の精神医療、心理療法、セラピストの常識的な考え方となっています。
交感神経が高まった状態は、イライラ、他罰的、攻撃的、パニック状態、過呼吸、緊張状態、不眠、発汗を引き起します。
そういった状態の人には、リラックスさせて副交感神経を高めることが効果的です。

一方、本来のうつ病(メランコリー型)では、それとは正反対の鎮静化したような状態に陥ります。
つまり、過眠、無気力、憂鬱感、慢性疲労、倦怠感、失感感情、解離性障害、引きこもりといった状態です。
そうした症状を訴える人達の交感神経を計測しても、活性化していないことが多く、この現象を説明することができませんでした。

交感神経は「悪玉」、副交感神経は「善玉」と考える風潮が多く、日本の疲労時計もこのモデルを前提に設計されています。
つまり、
「副交感神経が高いほどリラックスしているから健康的である」
と誤解してしまうことがあります。

一方で、海外では、既にこれらの矛盾点に気づいており、そうした矛盾点を解決したのが、「ポリヴェ―ガル理論」でした。。

2.トラウマの考え方にも革命をもたらす

トラウマは「心の傷」ともいい、その正体は「過去の記憶」として治療の対象とされてきました。
催眠療法、カウンセリングといった心理療法で、「過去の記憶」の傷を癒す手法が行われてきましたが、治療に至るまでの十分な効果は得られず、投薬治療が主流となり現代に至っています。

トラウマを「過去の記憶」として取り扱っても治療ができないことは、トラウマの正体は「記憶」ではないことなのでしょう。
トラウマの概念に疑問を持ち、トラウマ治療のメソッドを開発したピーター・リヴァイン博士は、トラウマとは「神経系統の問題である
と考え、ポリヴェーガル理論にあったトラウマセラピー(SE療法:ソマティック・エクスペリエンシング療法)を開発しています。

ピーター・リヴァイン博士

ポリヴェーガル理論は、3つの神経系統「交感神経」、「腹側迷走神経複合体」「背側迷走神経複合体」が段階的に作用することで、ストレス反応を引き起すといった考えでした。

交感神経が高まった状態、即ち、「闘争・逃走」防衛反応モードになっているときは、興奮状態が高まった状態で、副交感神経を高めることが適切な手段になります。
それは、過剰に電流が流れ、熱い熱を発して明かりを放っている電球のような状態であるので、電流を下げ冷却していくようなものです。

交感神経優位状態
非定型うつ

「闘争・逃走」防衛反応モードで対処できない場合は、背側迷走神経複合体が優位になり、「固まり・麻痺」モードになります。
「ぼー」と放心状態になったり、顔が青ざめる、朝起きるのが辛く眠っていたい、反応が遅い、動きたくない、口数が少なくなる、動作がゆっくりになる、引きこもりたいなど、活動力が落ちエネルギー消費を控えようとする「超省エネモード状態」になります。
つまり、電気の流れが弱まり、弱々しく光を放つ電球のような状態です。

背側迷走神経複合体優位状態
定型うつ

この状態のときは、単純に交感神経が下がり、リラックスモードに陥った状態ではなく、交感神経を無理に抑え付けたような状態、つまりアクセルとブレーキを同時に踏んだような状態であるため「凍結モード」とも呼びます。

うつ病(メランコリー型)になると、副交感神経が強く働くので、あがり症や緊張もなくなると考えがちですが、逆に緊張した状態が続くという、矛盾した現象も ポリヴェーガル理論によって説明が可能になります。
トラウマを、「自律神経の乱れ」であると捉えて、うつ病の症状と照らし合わせ考えていくと、多くの矛盾が解決されていくようになります。

3.なぜ、うつ病は治らないと言われているのか?

治らない(難治性うつ)と言われているうつ病は、 背側迷走神経複合体が作動し、 凍結モードに入った大うつ病(メランコリータイプ)のことを言います。
一見、のんびりしているように見えるため、元気な人からすれば、
「何がしんどいの?特に何もしてないでしょ?」
とよく言われることも多々ありますが、疲労感、眠気などがつきまとい身体が重々しい状態です。

自律神経統括部は、脳幹の部分で、ここは爬虫類脳と呼ばれているように、凍結モードとは爬虫類が冬眠に入ったような状態です。
爬虫類の場合、冬が去り春になると活動を開始できるようになりますが、人間の場合、この凍結モードに一旦入ってしまうと解除できないのが爬虫類と異なる点です。
つまり、背側迷走神経複合体が作動してしまうと、ロック解除できる手段がなかったのです。
これが、メランコリータイプのうつ病は「治らない」と言われていた理由です。

定型うつ病になると、セロトニン、ノルアドレナリン分泌濃度が低下すると言われるのも、背側迷走神経複合体が作動したために起こる現象なのでしょう。
抗うつ薬は、セロトニン、ノルアドレナリンの分泌濃度を高めることで精神状態を安定化させることは可能ですが、背側迷走神経複合体を元に戻すことまではできないので、根本的な解決にはならないのです。
結果的に、抗うつ薬を長期で服用し身体が慣れてしまうと、離脱症状がでるため薬を一生飲まないといけない、薬の量が増えていくばかりか、副作用も発生するため年齢を重ねるごとに症状が悪化していくことになります。

4.メランコリータイプのうつ病も克服できる!

メランコリータイプのうつ病は、 背側迷走神経複合体のロック解除手段がなかったためで、それが見つかると体調は改善されていきます。
うつ病になるのも、失恋、パワハラ、大切な人を失ったときなどショックが大きいときになる場合がほとんどで、ショックを受けた日から調子が悪くなる傾向にあります。

背側迷走神経複合体を簡単にリセットできるのが、「当自己催眠療法」です。
「何年かかっても、何をしても治らなかった・・」
という難治性のうつ病でも、わずか数回で状態は改善されていくのも背側迷走神経複合体のロック状態が解除(ブレーカをあげる)できるからです。

背側迷走神経複合体のロック状態が解除されていくと、 長い冬眠状態から醒めたように、 憂鬱感、疲労感、身体が軽くなり、色々なことに挑戦できるようになります。

また、メランコリータイプうつ病だけでなく、交感神経も健康な状態に戻していく効果があるため、パニック障害、発汗、あがり症、緊張などにも効果が得られます。
背側迷走神経複合体が正常になると、神経伝達物質の分泌も正常化されるため、薬も必要なくなり、離脱症状を抑え、薬に頼らず精神状態を健全にしていくことが可能になります。

 

施術体験談

※家庭でやっても同じような効果がすぐに得られます。

 

 

 

 

 

 

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