精神疾患について考える(その15) ~ストレスによって引き起こされるPTSDと解離性障害の脳機能との関係~

精神疾患について考える

1.はじめに

前回のお話し

HSP(Highly-Sensitive Person)の人は、感情、イメージを司る右脳が普通の人よりも活性化しているというのはわかったわ。
でも、なぜHSPの人には毒親育ちの人が多いんだろう。
HSPの人は先天的と言われているけど、はたして?

純粋な先天的なものだけでなく、後天的要因で発生するものもあるとおもうんだけどな。
HSPはよく解離性障害と密接な関係があるといわれてるから、解離性障害について調べてみるとわかってくるかもね。
あと、解離性障害とPTSD(心的外傷後ストレス障害)も兄弟ようなもので、これも対極的な関係にあるみたいだよ。

じゃー、今回は「解離性障害とPTSDとの関係」について調べて見ましょー。

「いつも空が見えるから」さんのHPを参考にさせていただきました。

PTSDと解離の11の違い―実は脳科学的には正反対のトラウマ反応だった
脳科学的には正反対の反応とされるPTSDと解離。両者の違いと共通点を「愛着」という観点から考え、ADHDや境界性パーソナリティ障害とも密接に関連する解離やPTSDの正体を明らかにしました。

2.PTSDと解離性障害とは

2-1.PTSDと解離性障害

PTSDと解離性障害は、ともに機能不全家庭などストレス環境で育ってきた人によくみられる症状で、トラウマ体験と深い関わりがあり、発症がうつ病など精神疾患へ繋がる可能性があります。

解離性障害

PTSD

一方、解離性障害は、子供の虐待、親の離婚、過干渉的な慢性ストレス環境で生じやすく、ぼんやりとふわふわしたように現実感を喪失(離人症)、記憶が失われたり(解離性健忘)、ときには別の人格( 解離性同一性障害DID )が現れたりする障害です。
解離性障害は、PTSDをもたらす災害などのトラウマとは別に、子ども虐待に伴いやすいものとして、知られるようになりました。
しかし近年では、一見それほどトラウマ経験がないような環境で育った人にも発症することもわかってきています。

PTSDは、交通事故、犯罪行為といった突然の恐ろしい出来事や、ショッキングなストレスに巻き込まれた後によって起こるのが特徴です。
神経が高ぶって敏感になり恐怖を感じやすく、トラウマ記憶を何度も繰り返すフラッシュバックに悩まされる脳機能障害です。

2-2.2つのストレス反応

ストレスに対する防衛反応として、「闘争・逃避」と「固まり・麻痺」の2つのものがあることで知られています。

例えば、狂犬に襲われそうになった、レイプなど危険を回避するために必死になって抵抗することで危険を回避しようといったものです。

固まり・麻痺

「固まり・麻痺」は、足がすくんだり、硬直して意識を失うことで身を守る消極的な反応です。
ストレス的な体験を受けたとき、意識を失うことで怖い体験を忘れたり記憶に残さない、あるいは感覚を麻痺することでストレス負荷を軽減するような反応です。

闘争・逃避

「闘争・逃避」のストレス反応は、「固まり・麻痺」とは反対に、パニックになって、我を忘れて、無我夢中で反応し身を守るといった積極的な反応です。

2-3.ストレス反応とPTSD,解離との関係

「-闘争・逃避」と「固まり・麻痺」 の2つのストレス反応で、トラウマ的に後遺症として残るものが、それぞれPTSDと解離性障害と考えられています。

2つのものはお互い相反する対極的な性質をもっていますが、 PTSDの専門家と、解離の専門家が、互いに相手の分野を、自分の分野の延長線上にあるものだとみなしており、完全に別々の白黒区別できるものとはされていません。

離人症というのは、体外離脱をし、意識が麻痺されたような感覚で、本来の自分を無理やりに抑え込んでいるような状態です。
解離性障害のうち、解離性同一障害(DID)は完全な人格交代ですが、PTSDでみられるフラッシュバックは 、トラウマのシーンを断片的に呼び起こしながら、その時の自分が舞い戻っているという現象と捉えると、一種の人格交代とみなせ、弱い解離の一種と考えられるからです。

■境界性パーソナリティ障害(BPD)…キレる・態度が豹変
■心的外傷後ストレス障害(PTSD)…フラッシュバック
■解離性障害…幻聴・健忘・離人症
■解離性同一性障害(DID)…人格交代

PTSDと解離障害はお互い対極にありながらも、その境界線がグラデュエーションのようなぼやけた感じで、スペクトラム的に捉えるといいでしょう。
これについては、ASDとADHDの人がほとんどといっていいほどASD(ADHDもち)と診断されることと同じですね。

3.脳機能との関連性

「闘争・逃避」とは、興奮状態でノルアドレナリンが分泌され交感神経が高まった状態、「固まり・麻痺」は冷静状態で、ノルアドレナリンを抑制するアセチルコリンが分泌され副交感神経が高まった状態になります。
つまり、「固まり・麻痺」 に相当する解離性障害は副交感神経優位状態、対する「闘争・逃走」に相当するPTSDでは交感神経優位状態になりますが、その理由は次のとおりです。

3-1.自律神経との関係

解離性障害

副交感神経優位

「固まり」「麻痺」のストレス反応は、もともとは恐怖で交感神経が優位になっている状態ですが、その興奮を抑え込もうとブレーキがかかり、さらに副交感神経が高まった状態になります。
通常働く副交感神経は、「腹側迷走神経」と呼ばれていますが、このとき働く副交感神経系は「背側迷走神経」として知られています。
車で例えるなら、 腹側迷走神経がブレーキ、 背側迷走神経がサイドブレーキのようなもので、解離性障害は、アクセル+ブレーキ+サイドブレーキと暴走を食い止め、感覚を麻痺させたような状態になります。
PTSDと解離性障害がグラデュエーションのようにはっきり識別できない理由はここにあります。

睡眠状態寄りになっているため、眠気に襲われ、睡眠時間が長くなったり、定型うつ病を招きやすい症状ともいえます。

PTSD

交感神経優位

「闘争」や「逃走」のストレス反応は、ノルアドレナリンが分泌された興奮状態にあるので、自律神経は交感神経が優位になります。

ブレーキとアクセルで例えるなら、アクセルをいっぱい踏んだ暴走状態で、興奮と恐怖に侵された状態になります。

過覚醒状態になっているため、不眠やパニック障害、非定型うつ病を誘発しやすい症状といえます。

これは、定型うつ病が副交感神経優位、非定型うつ病が交感神経優位というのと関係ありそうね。

私が予想してつくった、3Dマッピングとよく対応してきたな。。
ノーベル賞20個分はいくんじゃないか。

3-2.扁桃体と前頭前野との関係

自律神経は、交感神経がアクセル、副交感神経がブレーキの関係であるのに対し、脳の機能でも同じ関係が成り立っています。
それが、アクセル(感情・本能)に相当する扁桃体と、ブレーキ(理性)に相当する前頭前野です。
解離性障害とPTSDは、扁桃体と前頭前野の力関係が働いています。

解離性障害

扁桃体<前頭前野

解離性障害では、扁桃体の活動が活発で、アラームが鳴り響いている状態ですが、前頭前野のブレーキが作動し、無理やり抑え込んでいる状態です。
解離性障害で現実感、感情が消失した状態になるのは、感情機能をもつ扁桃体の活動がシャットアウトされてしまっているためです。
前頭前野のブレーキが作動することで、恐怖の中でも冷静になれるのは、こうした「固まり・麻痺」によるものです。
解離性障害は、爆弾を押し入れに封じ込めて表面的には冷静になっているものの、常に恐怖と隣り合わせになりつつ生きているイメージです。

PTSD

扁桃体>前頭前野

PTSDの場合、前頭前野では抑えきれないような、ショッキングなストレスが加わることで、扁桃体のアラームが鳴り響き、パニック状態に陥っている状態が続いている感じです。
PTSDは、まさに爆弾のような危険な記憶をむきだしのまま抱えてパニックになっているイメージになります。

4.愛着との関係

「愛着」とは、幼い赤ちゃんの頃、親との関係によって育まれる絆のことです。
親子関係が安定な「安定型」、機能不全家庭、ネグレクトなどの適切な関係が得られない「不安定型」にわけられ、不安定型が「愛着障害」と呼ばれます。
愛着障害には、3タイプあり、「回避型(Aタイプ)」、「不安型(Cタイプ)」、「無秩序型(Dタイプ)」があり、それぞれ、対人回避、見捨てられ不安、AとCの混合的な特徴があります。

4-1.愛着障害

解離性障害

回避型(Aタイプ)・・対人回避孤独耐性
副交感神経優位

感情に乏しい親のもとに育ったり、ほったらかしにされたりすると、こちらの傾向が強くなります。
こうした子どもは、呼んでも親が答えてくれないことが当たり前なので、親がいてもいなくても気にしません。
また、真逆の過干渉タイプ、つまり何でも口出しし、支配したがる親でもこのような傾向があります。

「回避型」の人は、他人が自分を助けてくれるなどとは考えていないため、人に相談することはなく、すべて1人でやろうとします。

大人になってからは、引きこもりがちで、よそよそしく、愛情に対して積極的になれず、むしろ一人でいることを好みます。

人が助けてくれるという発想がない人も多いですし、「どうせうまくいかない」という諦めの考え方もあります。

回避型の愛着を持つ人たちは、「副交感神経(背側迷走神経)が優勢な状態」、すなわち、先ほど見たストレス反応のうち「固まり・麻痺」というブレーキが優位な傾向に育ちます。

PTSD

不安型(Cタイプ)・・見捨てられ不安
交感神経優位

過剰にかまわれたり、必要以上に溺愛されたりすると、こちらの傾向が強くなります。こうした子どもは、親から過剰に構われることが普通になってしまうので、親が少しでもいなくなるとパニックになり、泣き叫びます。

大人になってからも、べったりした関係を好むことが多く、愛情に飢えていて、周りの人のちょっとした態度に過敏に反応し、動揺します。

「不安型」はその名の通り、強い見捨てられ不安が特徴であるので、常に不安で交換神経が優勢に働いており、「闘争・逃走」というアクセルが優位な傾向に育ちます。

4-2.愛着障害と発達障害に類似した症状

愛着障害の結果、発達障害と類似した症状が生じることもあります。
回避型の場合、解離状態に陥りやすくなりますが、これはADD(不注意優勢型)に似た症状になります。
また、不安型の場合はドーパミン分泌のアンバランスの結果、おちつきがなくなり、ADHD(多動・衝動性優勢型)に類似した症状がでて、区別がつきにくくなるようです。

解離性障害

ADDタイプ( 不注意優勢型 )

回避型傾向が強いと、大人しく、自己主張をあまりしません。
表面的には平静な反応をみせますが、心の中では不安を必死に抑え込み、時折フリーズしたり、ぼーとして現実逃避、あるいは解離状態に陥ります。

解離状態におちいってしまうと、頭がぼんやりし、人の話しを聞き逃すことや、作業中のミスが増え結果的に不注意が増えることになります。

PTSD

ADHDタイプ( 多動・衝動性優勢型 )

不安型の愛着が強い場合、少しでも親がいなくなると泣きわめいてパニック状態に陥るような状態になるので、落ち着きがなく、わめいたりするようになります。

落ち着きがなく、走ったりわめいたりするADHD(多動性・衝動性)の特徴と似ていますが、これは愛着障害の結果ドーパミンの分泌がアンバランスになりADHDに類似した症状がでたものと考えられています。

4-3.愛着障害と思考のタイプ

解離障害とPTSDタイプでは、思考においても対称的な特徴がみられます。
解離性障害を伴ったタイプは、冷静沈着客観的、PTSDタイプは感情に囚われ主観的といった思考になるのが特徴です。

解離性障害

冷静で客観的思考

「回避型」の愛着で、思春期以降、解離性障害に発展する人は、感情に乏しいものの、理性的にじっくり考えることが得意になります。
親に対する恨みにとらわれるどころか、親との関係などどうでもいいといった感じになります。

冷静で理性的、物事を客観的に見るのが得意な反面、感情に乏しく批判的で、自分の気持ちを押し殺してしまいやすい人になりがちです。

PTSD

感情豊かで主観的思考

「不安型」の傾向が強いまま大人になった人に、過去のことを尋ねると、嫌だったこと、辛かったことなどを、まざまざと細かく思い出すようです。
親に対する恨みなど、過去の嫌な体験にとらわれ、大人になると「とらわれ型」という名前にかわります。
感情豊かな反面、その感情にとらわれやすく、客観的に、理性的に考えるのがとても苦手な人に成長してしまいがちです。
客観的に振り返るのが困難なのは、今の自分の日常生活のささいな出来事と、過去の嫌な記憶しとが結びついていて、軽いフラッシュバックによって、その中に没頭してしまうからです。

抗鬱薬に抵抗がある人とない人も、解離性とPTSDとの違いにありそうね。

解離性の人は薬に抵抗があって、PTSDタイプはアルコールや薬に依存するところがあるような・・。
・解離性障害=副交感神経優位=冷静=薬に抵抗
・PTSD=交感神経優位=混乱=薬やアルコールに依存してしまう傾向

4-4.愛着障害と自分の中身

愛着障害は心の中身にも影響してきます。
回避型の人は、外見上は孤独にみえても、心の中身は多くの人格が形成され、傍目からみるほど孤独は感じていません。
不安型の人は、逆に自分がなく、不安がいっぱいで、常に誰かを満たしてくれる人を探し続けています。

解離性障害

中身はいっぱい

「回避型」の愛着が強く、子どものころは不注意優勢型のADDとみなされがちで、思春期以降、解離性障害に発展する人は、どちらかというと、感情に乏しいものの、理性的にじっくり考えることは得意です 。

感情をただひたすら抑えこみ、まわりに合わせ、「良い子」として振る舞うことで、誰も信じられない世の中でかろうじて自分の居場所を見出してきました。

理性的になって「相手の心で相手の痛みを感じ取る」ことは得意です。
気遣いや気配り、配慮がとてもうまく、「いい人」「優しい人」として知られます。空気を読み、気持ちを読み、相手を喜ばせる才能があります。

なんといっても、これまでずっと、「自分は複数」で生きてきたので、別の人の視点に立ったり、客観的に物事を見たり、多角的に分析すること(分析的メンタライジング)はお手の物なのです。

典型的な解離の人は、ひとりでいることは寂しくなく、なぜなら自分たちは複数だからと言います。
「何々ちゃんがいるから全然寂しくないもの」

PTSD

中身はからっぽ

外見上は、感情豊かな反面、衝動的に行動しやすく、深く考えるのが苦手で、常にだれか満たしてくれる人を探して、孤独にさすらい続けています。

幼い頃から、「安全基地」をもつことができず、誰かがそばにいてくれないと・・といった、見捨てられ不安に常に脅かされ、他人の望むようにいいなりになって、ふりまわされてしまうこともあります。

でも、若い頃は誰にでも孤独を感じることがあるんじゃないかな。

実際のところは、混在しているというのが実際のところじゃないだろうか。

4-5.右脳型か左脳型か

人間の脳において、感情的、直観的な反応は右脳型、理性的でじっくり思考し分析的な思考は左脳と結び付けられることがありますが、愛着障害と右脳型、左脳型は関連性があるようです。
解離性同一障害(多重人格DID)では、非常に理性的な人格である「ANP」(apparent normal personality:表面上平静さを保つ人格)と、感情的で手がつけられない人格「EP」(emotional personality:感情的な側面をつかさどる人格)とがみられます。
脳科学的に、ANPは回避型に対応し左脳型、一方、EPは不安型に対応し右脳型に結びつけられることがわかっています。
また、虐待を受けると左右の脳をつなぐ脳梁が収縮していることも明らかにされています。

解離性障害

左脳型:ANP

回避型の愛着をもち解離症状がでている人は、理性的なタイプが多いことからわかるように、ANP(左脳タイプ)に対応していることがわかります。

また、ANPタイプは理性を司る「前頭前野」が強く活動していることもわかっており、
つまり、回避型は脳の前頭前野と左脳といった理性に関わる部分が強く働いていることがわかります。

PTSD

右脳型:EP

不安型の愛着でPTSD、フラッシュバックの症状がでている人は、感情的であることから、EP(右脳タイプ)に対応しています。
EPタイプは、感情を司る扁桃体、右島皮質が強く働いています。
つまり、不安型は脳の扁桃体、右脳といった感情に関わる部分が強く働いていることがわかります。

まとめ

2元論的にまとめるとすっきりするね!

うつ病、解離性障害等を改善するなら。

 

施術体験談

※家庭でやっても同じような効果がすぐに得られます。

 

 

 

 

 

 

Mind Createの自己催眠療法は、治りにくい精神疾患も、薬を利用せず短期で改善できる催眠療法です。 
薬のような副作用もない上、離脱症状を緩和させることも可能なので、断薬もしやすくなり、ほぼ5回程度の実践で大幅に改善可能です。
家庭で音声と動画を利用して身に着けることができるため、生涯にわたる健康療法として利用できます。

瞑想、催眠効果といった、自然治癒効果を利用し
抑うつ病、うつ病、自律神経失調症、解離障害(離人症)、パニック障害、広場恐怖症、過呼吸症候群、双極性障害、自律神経失調症、不眠症(睡眠障害)、肩凝り症、HSP(Highly Sensitive Person)-発達障害的体質の疲労など
自律神経に関わる症状なら改善していきます。

薬、サプリメントを使わず、短期で本当に治したい方へ提供しています。

>>メンタル改善プログラム、催眠療法(ヒプノセラピー)について


うつ病、抑うつ、非定型うつ、催眠療法、ヒプノセラピー、全般性不安障害、摂食障害(過食症・拒食症)、自律神経失調症、解離障害(離人症)、PTSD、トラウマ、視線恐怖症、双極性障害、パニック障害、広場恐怖症

短期で様々な症状が改善されます!