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神話と不思議な旅⑥  転職活動

神話

大神神社での得体の知れない発光画像が撮れた後、 特に呪われるような事、うつ病が治るといったこともなかった。
ただ、変わったことといえば、大物主神のことや、日本神話について興味をもつようになっていたことだ。

興味のある本というと、プログラミングや工業系の仕事で使うような実用本しか読まず、小説や文学本には全く興味をもったことがなかったのだが。。
ただ、学生の頃は日本史が一番得意科目で、ある程度馴染んでいたので抵抗はなかった。

このことがきっかけで、数年後に、大物主神と私との間に深い繋がりがあることを知るようになっていく。

ちょうど名所の多い関西にもいたことだし、日帰りプチ旅行をして過ごしているうちに、学生時代から失っていた意欲や好奇心もしだいに蘇ってくるようになっていった。

その後、半分旅行も兼ね、関西だけでなく、九州や関東などうつ病治療の有名どころに赴いたり、転職活動も行うことにした。
電車に乗る時は、目を閉じ呼吸法を行い、とにかく時間を見つけては瞑想にふける。
行先では温泉にゆっくりつかり、そこでも瞑想。
瞑想を続けていくと、その間は嫌なことを忘れ、とても気持ちよくなるのでやみつきになっていく。
遊びとメンタル療養、転職活動と時間を有効利用していた。

ただ、半導体系の企業は、2011年当時はぼろぼろであったので、半導体関連企業の募集はほとんどなく、転職は難しい状況。
東北大震災の影響で、景気が冷え込みけっこう書類選考や面接で落とされた。
もっているスキルもマイナーなものであったので、選べる企業も少ない。
身体が霊にでも取りつかれたような重さがとれず、受かったとしても働ける調子ではなかったので、落とされても半分ほっとしたり、練習がてら何度も受けていた。

そんな中、ある日突然、携帯に昔指導員としてお世話になっていた上司から電話がかかってきた。
なんと、私が応募した会社に、面接担当者となっていて、応募書類を見て電話をしてきたのだった。

「おう、ひさしぶりやな。せっかくだから飲みながら話さないか?」

と、いうことで阪急梅田駅で待ち合わせることになった。


近くのビール居酒屋で、食事しながら会社のことなどについて質問したりと半分面接のようなものだった。
上司はベンチャー企業に転職し、出世して副社長になっていた。

入社時は、
「お前アホだな」
「会社やめちまえよ」
とか思ったことをポンポン平気で言う人だったが、出世したからか、傲慢になって、さらに態度が大きくなっていた。
それでも、仲が良かった間柄で、よくお世話になっていたので嫌いではなかったが。

「採用は面接はしなくても通してやるけど、ただ、朝8時から10時まで働いて年収300万以下だからな。
副社長の俺でも450万だし。社長は何もしてないのに1000万以上貰ってるがな。ほんと、あの社長はバカで何もできんのに。ただ金集めてくるのだけは上手いわ。」
と、グチグチ社長の悪口を言った後、

「俺は他の企業からスカウトされていて、そこいこうかと思っているから、お前がきてくれるとありがたいわ。
ちょうど装置の立ち上げが上手くいってないから、お前立ち上げてくれ」
(え・・俺を雇ってトンずらする気か・・)

「採用したら、翌日から来いよ。うちの会社はそう甘くはない。」
(さすが、ブラック企業の副社長が板についてるわ・・)

ちょうど、当時ブームの太陽電池関係の会社で、やってることは自分にも適職で面白そうだったが、 さすがに、今のメンタルでは身体がもちそうになかったので断った。

転職活動をしていくと、日本の企業は本当にブラック企業の比率が多いなと感じ、辞めたことを後悔し途方に暮れていたとき、ある企業からスカウトがあった。

そこは農業系の会社で、住友化学系列の子会社だった。
同じ住友系の企業に勤めていたこともあり、私の履歴書をみてハローワークの人が推薦してくれていたのだ。
担当者は、住友化学の工場長をしていた方で、とても腰が低く立派な人だったので、畑違いの分野で不安もあったがOKしてしまった。
(どこかの副社長とえらい違いだ)
勤務先は、これも縁があってか香川の生まれ故郷近くだった。
3度の採用面接も受かり、引っ越しの準備をすることになっていく。