小児期発症流暢障害(吃音症・どもり)

不安障害・パニック障害
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1.小児期発症流暢障害(吃音症・どもり)

吃音症は話言葉がつっかえスムーズにでてこない、なめらかに話すことが難しい症状で、昔は「どもり」とも呼ばれてたものです。差別禁止用語となり「吃音症」、DSM-5では「小児期発症流暢障害」と表現されています。

吃音の程度は個人差がありますが、緊張して朗読や電話対応などでよく使う日常用語でどもりやすい傾向があるようです。

そのため、小さい頃は「いじめられる」、「真似される」、「注意される」などの経験が多いため、発語前の緊張や不安があるのが特徴で、心理面に悪影響を与える可能性が高くなります。

身体的障害や言語障害と同様に、吃音は嘲笑やいじめの対象になる事もあり、音読の授業で上手く喋れず子供の心に深い傷を負わせることも多く、うつ病、対人恐怖症、社会恐怖、引きこもりなどの二次障害が出ることもあります。
重度のものでは自殺率等も高いため、吃音を障害認定している国もあります。

吃音は、大きくタイプにわけると「発達性吃音」と「獲得性吃音」の2種類があります。

発達性吃音
 幼児期に発症し、原因のわかっていないもので、2~5歳ごろ発症し吃音の90%に当たります。
・獲得性吃音
 青年期以降に発症し、ストレスや脳卒中など脳や中枢神経損傷によるもので、10代後半以降
に発症します。
獲得性吃音は、脳の損傷によって起こるため発達性吃音より治癒率は低いとされています。

なお、発達性吃音と獲得性吃音の識別は容易ではないという意見もあります。

原因はよくわかっていませんが、ADHD,うつ病、社交不安障害(SAD)、チック症などとも併発する場合も多く、脳内物質や脳神経、脳幹部の海馬や扁桃体などに関連しているとする研究論文も報告されています。

2.発症

発症率は5%程度で、男性と女性の比率は4:1程度で、男性に多い傾向にあります。
発達性吃音の場合は2~5歳の幼児期に発症する場合がほとんどですが、まれに小学校以降に発症する場合もあります。
ほとんどは、子どもの頃に自然に治ることが多く、成人になっても吃音症である割合は1%程度とされています。

吃音になる「きっかけ」は、生活環境の影響があるとも言われていますが、全ての人に当てはまるものではなく、「生育歴」とからめて両親の厳しい躾に責任を求める場合もあります。

幼少期の子供は左右の言語脳野の機能分化が進んでいないため、どもりは出やすいといわれており、親がそれに敏感になって、子供に「どもらないように話せ」などと叱ってしまうと、吃音に拍車をかけてしまう場合があります。

3.症状

3-1.タイプ

吃音には発音するタイプにより、「連声型」「伸発型」「無声型」に分類されます。
また、それに伴い身体的な動作「随伴行動」も現れることがあります。

 ・連声型
 例えば
 「・お・お・お・おはよう」
 というように、単音や単語の一部を連発して繰り返し発音するタイプで吃音症で多いタイプです。

 ・伸発型
 「おーーーはよう」というように、最初の言葉の一部を長く引き伸ばすタイプです。

 ・無声型
 「・・・・・・おはよう」というように、話そうと思っていても言葉が詰まって出てこないタイプです。   

 「お・・・・・・」というように、最初の発音のあとに言葉が続かないこともあります。

 ・随伴行動
 吃音症とは、上に挙げたような中核的症状が1つ以上見られるものをいいます。
 また、このような症状の他に、二次的行動として、目がパチパチ動く、手を 振って勢いをつけて話 
 す、貧乏ゆすりのように足を動かしながら話す、といったような体の動きが見られることがあります。
 これらは随伴行動と呼ばれていま す。

3-2.吃音の発展

吃音は最初は無声型からしだいに段階をふんで発展し、
 『無声 → 連声 → 連声+伸発 → 連声+伸声+無声』
と新たな要素が加わりながら移行して行く傾向があるとされています。
第1段階 -無声。吃音発生時
第2段階 – 連声。本人にあまり吃音の自覚のない時期。
第3段階 – 連声。伸声。本人が吃音を気にし始める時期。次第に語頭の音を引き伸ばすようになる。
第4段階 – 無声。吃音を強く自覚するようになる時期。伸声の時間が長くなり、最初の語頭が出にくい無声になる。時に「随伴運動」が現われる。
第5段階 – 吃音のことが頭から離れず、どもりそうな言葉や場面をできるだけ避けたり、話すこと自体や人付き合いを避けたりする。

3-3.参考動画

吃音者である私が、吃音について語っています。

4.なりやすい人

もって生まれた資質(遺伝が関係している可能性も強く脳機能障害の可能性もある)もありますが、機能不全家庭、不安や緊張、ストレスなどの心理的影響、好ましくない言語環境なども影響して発生することもあります。

例えば、親が短気とかせっかちとか、ガンガンとくるようなタイプだったり、萎縮して早く答えなくてはいけない環境で育つと子供は比較的どもりやすくなります。

吃音の人は、感受性が強く、相手の気持ちに敏感で相手に迷惑を掛けないようにしよう(HSP:Highly sensitive person 敏感すぎる人)と心がけている優しい人でもあります。

5.トレーニング法

5-1.ゆっくり話す

吃音の人は、心理的に、一気に話そうという焦りがあるため、逆にゆっくりと話すことが大切になってきます。相手がいると緊張して、早く話そうとしてしまいますが、
「相手にあわせずマイペースにゆっくり話そう」
「自分主体で生きていこう」
といった、心がけが大切になってきます。

5-2.軟起声

声帯の振動に意識をむけ、言葉の出だしを弱く発声し、子供に昔話を聞かせるような感じでそっと優しく声を発します。

5-3.呼吸法、ストレッチ

吃音者は共通して、吸って、吐いての間隔がとても短く(1秒間隔の人も)息が浅い傾向にあります。
息が浅くなると、交感神経が高まり緊張状態が続くため、肩があがり表情も硬直するようになってきます。
さらに、口が前にでるようになったり猫背になりやすく、吃音を促進するばかりか、胸を圧迫しパニック発作を生じやすくします。
呼吸の吐く動作は副交感神経を高めるため、息を吸うよりも長く吐くことに意識を向けるが大切になってきます。
吐くことに意識を向けていく事で、緊張感も緩和されていくようになります。

【吃音と呼吸】

自律神経失調の改善には

吃音を生じている方は、ストレスにより自律神経が乱れ、社交不安(SAD あがり症)やうつ病、パニック障害を併発している方が多く、自律神経が乱れている方がほとんどです。
自律神経を整え、呼吸やストレッチを組み合わせていくことで吃音改善にもつながっていきます。

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