チック症・トゥーレット障害

発達障害
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1.チック症・トゥーレット障害とは

チック症とは、幼児から学童期にかけてみられる、まばたきや首振りなど一見癖のようなもので、乳幼児期から学童期にかけ、心と体の成長・発達の過程で多くの子どもにみられる症状です。

チック症は、大人になるにつれ普通は自然と消失しますが、学童・思春期まで続いて生活に支障がでる場合もあります。

この慢性化し強くなったものがトゥーレット障害(トゥーレット症候群)と呼ばれます。

2.発症

チック症は子どもに多く、だいたい5~10人に1人、発症年齢は、3~4歳の幼児期から始まり、7~8歳の学童期(ピーク)に多くみられ、男児に多い傾向にあります。(男女比は3対1)

トゥーレット障害は、1万人に4人から5人と言われており、10歳から15歳ぐらいが一番症状が目立つ時期で 、それ以降は軽くなり改善する傾向にあります。

3.症状

症状は乳幼児期からの心と体の成長に伴って見られ、大人になるにつれ普通は自然と消失しますが、

学童・思春期まで続いて生活に支障がでる場合もあります。

家庭外では見られないのに家庭に帰ると 頻繁に チックを繰り返す子供が多いようです。

チックの症状のひとつに汚言症があり、意図せずに卑猥なまたは冒涜的な言葉を発する事から、トゥーレット障害で青年期まで治らないと社会的に受け入れられず、二次的に自己評価が低下したり抑うつ的になったりすることもあります。

症状は、身体上部に現れるものが多いですが、全身に現れる運動性チック、発声に関わる発声チックがあります。

3-1.運動性チック

・まゆをピクピクさせる
・頭をゆする(首ふり)
・目をパチパチさせる(瞬目)
・肩を小刻みにゆする(肩上げ)
・しゃっくりを繰り返す
・甲高く吠える
・口すぼめ
・足けり
・飛び跳ね
・足踏み

・まばたきのチック
大人でもあがり症(社交不安障害)の人は、このような症状がでています。

32)4才 チックの男の子、子供のドライアイ

3-2.発声チック

・鼻ならし
・咳払い
・汚い言葉を撒き散らすなど(汚言症)
・吃音

4.なりやすい人

チック症の要因は遺伝的要因、環境要因によって発症するかは厳密には特定されていません。
発達障害(ASD、ADHD)、強迫性障害、吃音などと併発する場合があります。
チックは心理面と関係が深く、ストレス環境に晒された時に強くでる傾向があり、いじめなども受けやすいため2次障害としてうつ病を発症する人もいます。