精神疾患(心の病)の治療法の種類

目次

0.はじめに

1.催眠を利用した方法
1-1.催眠療法
1-2.自律訓練法

2.心理療法の3大理論
2-1.精神分析法(自由連想法)
2-2.行動療法
2-2-1.系統的脱感作
2-2-2.暴露反応妨害法(エクスポージャ法 ERP)
2-2-3.フラッディング/インプロージョン法
2-3.来談者中心療法

3.その他

3-1.ロゴセラピー(実在分析)
3-2.マインドフルネス
3-3.フラワーエッセンス
3-4.アニマルセラピー

0.はじめに

前回のお話し

精神療法では、投薬療法が主流となっていますが、それ以外にも様々な治療法があります。
投薬療法は副作用により、長期の服用はリスクが高いため、なるべく避けるのが賢明です。
本ページでは、投薬療法以外について、効果的なものを取り上げています。
当プログラムでも一部、これらの療法を取り入れているものもありますが、組み合わせることでさらに効果があがる可能性もあるため試してみるのもいいかもしれません。

1.催眠を利用した方法

1-1.催眠療法

精神療法の始まりとなったのが「催眠療法」です。
フロイトが最初に催眠療法を利用していましたが、放棄して精神分析を広げていったことや投薬療法の広まりとともに次第に衰退していきました。
近年はスピリチュアルブームとともに前世療法が流行となります。

1-2.自律訓練法

1932年、ヨハネス・ハインリッヒ・シュルツによって開発された、自己催眠療法。
リラクゼーションとしてよく利用されています。

2.心理療法の3大理論

2-1.精神分析療法(自由連想法)

精神分析という治療法は20世紀初頭、ジークムント・フロイトによって創始されたものです。
主に「心の内面」に対象を絞って心理的な悩みを改善していく手法になります。
フロイトは最初催眠療法を学んでいましたが、効果の効き具合が人によって大きく差異がみられ不確実性が高いことから、催眠療法を離れ独自で精神分析を始めました。

ジークムント・フロイト

精神分析療法は患者の心に浮かんだ一連の連想から患者のこころの奥底を分析していく精神療法です。特に、母親との関係が重要で、トラウマが現在の精神疾患を引き起こしているといった考え方を打ち出しました。

ある言葉から心に次々に浮かんだ一連のものごとを自由に話していき、でてきた言葉から無意識に潜むトラウマを探り出していく自由連想法を利用して精神分析を行い、精神疾患の原因を発見し治療していくことを目指していきます。

<自由連想法>

2-2.行動療法

「パブロフの犬の実験」によって条件反射を発見しノーベル賞を受賞した、イワン・パブロフの古典的条件づけをもとに、ジョセス・ウォルピが<系統的脱感作>を開発したのが始まりです。
行動療法として、臨床に応用し広めた初期の人物が、ドイツ人のハンス・アイゼンベルクで、1960年代に「行動療法と神経症」を出版し、学習理論、条件づけによって神経症を治療していくことを提唱し、後に、バラス・スキナーによる、オペランド条件づけによって一世を風靡します。

人の目には見えない「心の中」を分析対象とするフロイトの精神分析療法とは対照的に、目に見える「人の行動」を対象とし、学習、技能訓練、習癖の改善などを技法として用いているのが特徴で、認知行動療法の分類に属しています。

  ジョセス・ウォルピ

ハンス・アイゼンベルク

レスポンスデント技法(古典的条件づけ)

強迫性障害、パニック障害、PTSD、各種の恐怖症や不安症などの治療に用いられる。

2-2-1.系統的脱感作

恐怖を感じるもの、不安を感じるものに対して過敏になった状態から、不安の程度を10段階数値で表した「不安階層表」をいうツールを使い、イメージングとリラクゼーションを通して段階的に暴露し不安・恐怖を無くしていく。

2-2-2.暴露反応妨害法(エクスポージャ法 ERP)

脱感作法の実体験版のようなもの

2-2-3.フラッディング/インプロージョン法

系統的脱感作のように段階的ではなく、いきなり最大限の恐怖の中に晒す手法。

2-3.来談者中心療法

1940年代にカール・ロジャーズとその共同研究者たちにより提唱され、展開している心理療法で、受容・共感・自己一致を守りながらクライエントに非指示的に接していくことによって、クライエントの自己成長を促すための技法です。

来談者中心療法の特徴は「傾聴に重点を置きクライエントに指示や自己の考えを押し付けないこと」です。

例えば、

「お金がなくて、どうしようかと・・」

と言うのに対して、

「ちょっとアルバイトをしたほうがいいですよ」

というのではなく

「お金がないときは、ほんとやりくりに困りますよね」

と、共感したり、あいづちをうって、否定しません。

日本で行われている最もポピュラーな手法であるので、心理カウンセリングに行くと多くのかたが経験すると思います。

3.その他の精神療法

3-1.ロゴセラピー(実在分析)

ヴィクトール・フランクルによって提唱された「逆説思考」「反省除去」を取り入れた療法で、強迫性障害、パニック障害、PTSD、各種の恐怖症や不安症などの治療に用いられます。

3-2.EMDR(Eye Movement Desensitization and Reprocessing)

眼球をセラピストの指の動きに合わせ左右に動かし、トラウマ体験を思い出しながらトラウマ処理する手法。行動療法、催眠療法、自由連想法などが混在したような療法で、比較的新しいトラウマ治療法でPTSD,パニック障害などに主に用いられています。

3-3.マインドフルネス

マインドフルネスとは現在起こっている内面、外見体験に注意を集中し、ありがままを感じていくことで、冥想、食事、歩く、動作などと併用して行われます。
第3世代認知行動療法として取り入れられ、弁証法的行動療法、アクセプタンス・コ ミットメント・セラピー(ACT)、マインドフルネス認知療法、行動活性化療法 、自己洞察瞑想療法(SIMT)といったものに利用されています。

3-4.フラワーエッセンス

朝日を浴びた植物を綺麗な水に浸してできたエッセンスをウィスキーや水などで薄めて数滴舌に垂らして精神状態を高めていきます。
エッセンスの種類が多く、選択の仕方が難しいのですが、あったものを選択すると抗うつ薬よりも高い効果が得られることがあります。

3-5.アニマルセラピー

動物と触れ合うことで精神状態を和らげる療法。

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