抜毛癖(抜毛症)

強迫性障害
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1.抜毛癖(抜毛症)

抜毛癖(ばつもうへき)とは自分で、体毛(主に頭髪)を繰り返し抜いてしまう症状です。
〝トリコチロマニア〟〝抜毛症〟と言った名称で呼ばれることが多く、世間一般では、あまり知られていない疾患です。

白髪やムダ毛を抜くのとは異なり、正常な毛を抜いていくもので、頭髪の場合は円形脱毛症のように特定の部分がなくなってしまいます。

円形脱毛症は毛根に何等かの異常が生じて起こるものですが、抜毛癖の場合は故意に抜き、その抜いた箇所の毛根細胞が繰り返し抜かれることで損傷を受け永久に生えてこなくなるものです。

「DSM-5」の診断基準では、

「繰り返し抜くことで、体毛が喪失してしまった 部分がある」

ということが、抜毛症の診断基準とされています。

2.発症

一般人口の有病率は、推定1~2%。男女比は、約1:10の割合で女性に多く見られます。
発病平均年齢は思春期の10代前半で、最も多いのは17歳以前です。
ストレスあるいは退屈な感覚が引き金となり、13歳以降の発病は慢性的にな りやすいと考えられています。

抜き始めるきっかけは、不安や退屈をまぎらわすためだったり、日常生活での緊 張によるものだったりしますが、自分ではとくにきっかけが思い当たらないこと もあります。

抜くことが繰り返されるようになると、気になる毛を見つけて抜くまでに緊張の高まりを感じる人もいれば、抜いたときの快感や安堵感から、やめ られなくなることもあります。

また、同じ行動を何度も繰り返すチック障害、皮膚むしり症という病気も発症していることが多いといわれています。

3.症状

抜毛の対象となる箇所は頭髪に限りません。

通常は、頭髪や眉毛、まつ毛のように服に覆われていない部分の毛を抜くことが多いようです。

頭髪の場合は偏りなく毛髪を抜くことは少なく、多くの場合はある特定の領域を集中して引き抜いてしまうため、その箇所の地肌が見えるようになるだけでなく、ほとんど毛髪が残っていない状態にまでなることもあります。

また、人によっては毛を食べる食毛症を併発したり、脱毛後にできたかさぶたや剥がれた皮膚を食べることもあります。

初期の頃は、意図的に抜くことによる快感でストレスを発散させていきますが、行為が慢性化し無意識的に繰り返し行われるようになると、行為を止められない事、損傷箇所やその行為を人に見られることの恥ずかしさなどで苦痛を伴うようになってきます。

症状が酷くなると女性でも学生の頃からカツラをするほどで、集中力の低下や勉強の妨げにも繋がり、学校へ行くことが難しくなる場合もあります。

そのストレスからうつ病など心の病気を発症してしまう人もいます。

4.なりやすい人

抜毛症を発症する人の特徴として、自己否定、完璧主義、短気・飽きっぽい、自分の気持ちをうまく伝えられない・我慢するタイプが多い傾向にあります。

こういった気質の人は、親の過干渉が強い家庭で育った人が多く、自信が持てず
「何でも自分が悪い」
と考えがちで、それが自傷行為として現れている可能性もあります。

抜毛症

5.精神医療での治療法

5-1.薬物療法

抜毛症や皮膚むしり症に対する症状に対して、どのような神経伝達物質が有効かの知見は得られておらず、薬物療法が有効な手段かは認められていません。
医師によってはSSRIなどが処方されることがありますが、体験者の話しなどでも効果の実感が得られたと言う内容はほとんどありません。
抗うつ薬は、離脱症状、アクチベーションシンドローム、副作用などの症状を引き起こすため注意が必要です。

5-2.認知行動療法

認知行動療法では
 「暴露行動妨害法(ERP)」
の他に、
 「習慣逆転法(ハビット・リバーサル訓練」
が有効とされています。

ハビット・リバーサル訓練とは、ネイハン・アズリン氏が、1973年に出版した
「神経症やチックを減らす方法」
の中で紹介した方法で、もともと慢性チックに用いられていた方法です。

慢性チックから、抜毛症に用いられ、最近では強迫症に用いられている例もあります。

チック症とは、自分の意志に関係なくクビをひねったり(ビートたけしのような感じ)、まばたきを繰り返す症状で、ADHDによく見られます。

ハビット・リバーサルは、簡単に言うと習慣を逆転、あるいは置換させましょうという方法です。

例えば、
「皮膚をむしるという行為」を、
行為をしそうになったら、
「棒を握りしめ我慢する」

ステップは下記の5つの構成からなり、途中でリラクゼーションを入れることが必須とも言われています。

意識化練習
拮抗反応の学習
リラクゼーション練習
偶然性の管理
汎化練習

6.ストレスの改善には

皮膚むしり症、抜毛症ともにうつ病と深い関わりがありますが、ともに親の過干渉によるストレスで引き起されていると考えられています。

強迫性障害的な症状は、うつ病、パニック障害といった不安障害の克服よりも難しく、長期的に取り組んでいく必要があります。

対策法としては

 ・自信を高め、自虐的思考から抜け出す。
・親の過干渉から抜け出す(家をでる)などストレス環境を減らす。
・家に籠らないようにする。家にいると考えることでストレスを蓄積してしまう。
・催眠療法、冥想、運動、大声を出すことでストレスを発散させる。

といったことで症状を軽減、克服していくことができます。

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